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ドラマセラピー(演劇療法)

Video
 1.DTとは
  6.メタモする

1.ドラマ・セラピーの背景

人の心の痛み、屈折、悩み、コンプレックス、ストレスなどの要因や原因を引き出し、そこに演劇的な療法を施す、いわばこれが「ドラマ・セラピー」=DT=です。この演劇的療法の原点は、「ドラマあそび」、つまり、お遊戯、「ごっこあそび」です。
私たちは、幼稚園や小学校で色々なお遊戯やごっこ遊びをしてきました。
これによって、想像力、ナーイブ性、大胆性、役割の関係性、道徳性、社交性、ホスピタリティー(もてなし)、社会性等々を育てます。これらの根本的土台は、思いやり、優しさ、犠牲的精神(ボランティア)といった「愛」にあります。

人は、愛によって心のバランスを取ることができますが、これがちょっとでも欠けたとたんにバランスを失い、不安になり、上記に挙げたような「心のゆがみ」が生じるのです。
日本ではこのような教育はせいぜい小学校までですが、欧米では一般に情操(センティメント、人間の最も複雑な感情を豊かに育てる、「美的・道徳的・知的・宗教的」)教育として、高校まで続けられ、しかもそこにかなり多くの時間がかけられています。
それだけ、ここに人の心の基盤があるわけです。
minokawaメソードのメインとなるEmotional Box(EB)は、アクターばかりでなく、ライフ・スタイルの、仕事のマンネリズムを打破し、変身願望を満たします。

ドラマ・セラピーでは、潜在意識(心には、意識領域と無意識領域がある。(下図参照)に潜む「心のゆがみ」を矯正するために、まず「ありのままの自分」と出会うことから始めます。
つまり、人は成長するにつれ、「ありのままの自分」(A)と「もう一人の自分」(B)とをつくりだします。
人は生まれたばかりの時は、無意識領域だけで、成長するにつれ意識領域が目覚め、これが自意識(自我意識)となって「もう一人の自分」をつくり出していくのです。このAとBの差が大きくなればなるほど心のバランスが悪くなり、これが昨今の家庭内(校内)暴力、授業崩壊、登校拒否、引きこもりなどの要因となり、さらには凶悪犯罪の低年齢化の温床ともなっていくわけです。

ところで、この潜在意識に潜むAとの出会い 「心のメカニズム」というのは、何も特別なことではなく、俳優のトレーニングの基礎編、もしくは、高校あたりのカリキュラムの中で欧米では普通に行われていることです。
個々の魅力を引き出し、自己表現の感性を豊かにするには、最も効果的な方法だからです。
そもそもDTは、精神病患者や知的障害者などの療法(サイコ・ドラマ註3)として研究、開発されてきたものですが、現代のようにさまざまな「心の病理」が巣ず喰う複雑な社会に生きる私たちにとって、もっと生活に密着した形でこのDTを利用し、うまく仕事や人生に生かしていくことが、一つの世界的傾向となっています。

註3 「心理劇」。患者の心の病巣をもとに、一つの虚構の条件(ドラマ)をつくり、このドラマを体験することで病巣を取り除いていく方法。
こうしたデーターをもとにDTが開発され、特に9.11以降激増した少年少女の精神的不安定や神経症の療法として世界的な注目を浴び、大きな効果を上げている。また、一般の生活の中でも親子や夫婦のためのセラピーや、あるいは、企業や教育関係者の自己回復、自己達成などに、意外
と楽しみながら効果を上げられるセラピーとして貢献している。


2.魅力はどこにあるの?

人は、生活の中でさまざまな役割を演じ、そこにはありとあらゆる顔があります。
父、母、娘、息子、部長、店長、恋人、兄弟、主婦−等々。そして、誰もが誰よりも魅力的でいたいと思っていますし、「あの人よりはイケてる」と密かにほくそ笑むという「小さな喜び」に浸ったりもします(時には、妙に勘違いしている人もいますが)。
しかし、どの魅力も自己満足なだけで、本当の魅力にはほど遠いのです。
なぜなら、「つくりもの」を演じているに過ぎないからです。
「つくりもの」というのは、前述した意識領域が成長するにつれ、つくられていく「もう一人の自分」のことです。
この「もう一人の自分」をどんなに着飾り、ブランドもので身を固め、香水をふりまき、メイキャップをよろしくやっても急場のボロ隠しにはなるかもしれませんが、人の心を引きつける力にはなりません。
しかもすぐに飽きられてしまうのがオチです=ちなみに、スターの最大の敵はこのマンネリズムです。
彼らは「この人気は続くだろうか。飽きられてしまははないだろうか。」「いや、今度こそ飽きられるに決まっている」といつも恐れおののいているのです。

では、本当の魅力とはどこにあるのでしょうか。



キー・ワードは、「ありのままの自分」の回復です。
これは無意識領域にあり、直観、直覚(霊的印的象)、ひらめき、リズム感、五感等あらゆる鋭い感性の宝庫で、これらはすべて脳にプログラムされています(上図参照)。
ここに本来のあなたの魅力もまた潜んでいるのわけです。
実際、欧米の名だたる俳優訓練の歴史は、この無意識領域をいかにオペレートできるかにあり、「無意識領域をオペレートできる者、世界の表現世界を制す」と言われてきました。
要は、この領域さえきちんとコントロールし、使いこなすことができれば、世界中の有名人が今も恐怖におののいているマンネリズムを完全に防ぐことができるのです。

したがって、欧米ではこのアクター向けのレッスンに一般の人たちが比較的早くから目をつけ、日々の仕事や暮らしの中に取り入れています。
ハリウッド女優のレッスン・メニューを取り入れ、ちょっとビバリーな淑女に変身とか表現力をアップしてビジネス・シーンを演出、イメージ・チェンジをしてキャリア・アップなど、世界最先端のアクター用のレッスンが一つのDT(最近ではドラマ・エステDE)の型として大胆に取り入れられています。

3.無意識領域へのアプローチ

無意識領域は、あなたの魅力と可能性の宝庫です。
あなたがつくりだした「もう一人の自分」の原動力は、自己逃避からきたものです。「私は、本当は○○したいのだけど、今は△△しておこう」というように、(意識領域が)成長するにつれ本来の衝動を抑え、より社会的、道徳的、理性的行動を起こすようになります。
私たちが初めて出会う社会は家族、特に両親です。
ここでまず、「○○すると怒られ、△△すると誉められる」と言うことを学び、次に出会う幼稚園・学校でもまた同じように競争(弱肉強食)に勝つためのルールが刷り込まれていきます。
これは特にあなたが育った家庭、学校(先生)の環境に大きく左右され、今のあなたの「性格」はこれによって決定づけられています。
こうして私たちは、「両親好みの良い子」「先生好みの良い子」を演じつつ、いつの間にか「ありのままの自分」とおさらばし、「嘘を演じること」を覚えていくわけです。
同時に、「演じる」=「嘘」と刷り込まれてしまい、アクターのレッスンでは、まずこの感覚を払拭することから始めなければなりません。
要は、「ありのままの自分」をそのまま体現すること。ここに表現の源、つまりはあなたの魅力のポイントが隠されているのです。

それでは、さっそく無意識領域に住んでいる「ありのままの自分」を探しに出かけましょう。


イメージとの交流


サイコロジカジェスチャー


音のチューニング
<魅力づくりのウォーミング・アップ>

○セッション1 イメージ註4との交流
イメージと交流しているとき、あなたの潜在意識が刺激され、無意識領域に深く入っていきます。つまり、無意識内容が意識化されることによって、脳と身体(運動の末梢神経と血流)がお互いに信号を送り合うことによってイメージがわきおこります
註5。
*交流する際の相手との距離が大切です。

○セッション2 表 情 
特に、日本人は表情のないことで有名ですが、表情の豊かさこそが仕事の、人生の決め手になると言っていいでしょう。
ちなみに、アクターの訓練では、表情豊かと言われる欧米でさえもこの「表情術」だけでかなりの時間が割かれるのですが、日本の養成所ではなぜかそんなカリキュラムさえ見あたらないというのは不思議です。
中でも、とびっきりの「笑顔」はあなたのチャーム・ポイントにもなります。そして、表情というのは身体全体の表情にまでおよびます。

○セッション3 サイコロジカル・ジェスチャー(心理的身振り)
映画「サイコ」(1960年)で有名なアンソニー・パーキンスらを育てた演出家ミハエル・チェーホフのメソードから、あなたの仕事への適格性をかいま見てみましょう。

○セッション4 声のテューニング
声にも「ありのままの声」と「もう一つの声」(つくられた声)があります。当然、前者の声の方が魅力的なわけで、今回はそのテューニング法だけを紹介します。

○セッション5 ジバリッシュ
赤ちゃん言葉をつかって対話してみよう。

註4 人間だけが、イメージを使って会話をする。イメージには、音楽を聴いたり、風景を眺めたり、風を感じたり、花を触ったり、本を読んだりする「知覚的イメージ」と記憶、思い出(ID)、将来的計画を呼び起こす「想起されたイメージ」(recalled image)がある。
ユングは、この無意識下のパワーを「わき立つ興奮に満ち満ちた大釜」と表現しています。
4.講座フラッシュ

本講座は、「あなたの魅力づくり」をモチーフに、そのイメージ・チェンジ法、会話術、関係回復法などをライン・アップし、より洗練された自己表現を通して、自己回復、自己達成を体験し、より「期待感を持てるあなた」を実感してもらおうというプログラムです。
これによって、心の奥底から人生を、仕事をエンジョイし、いつも輝いている自分を発見でき、いつでもストレスをリフレッシュできる自助力を養う、しかも、何よりも楽しみながら想像以上の効果を上げる、これが本来のDT効果です。
今回は、特にこの短期的効果を狙ったプログラム・初級編をアレンジしています。

<第1回> イメージ・チェンジ法
表現の中で最も大きなポイントを占めるのが声です。外見がどんなに魅力的な人でも、声を聞いて期待はずれのことが間々あります。
まず、あなたの本来の声のチェックから。ふだんあなたが使っている声は、体格や育った環境、性別によって多少の誤差はありますが、もともとの声よりもほぼ半音から一音の違いがあります。ここで本来の声を知ったあなたは、その世界観が大きく変わるでしょう。自分の本来の声を知って「目から鱗」ほどに人生観も変わります。この「声」があなたの個性的な魅力を引き出すキー・ワードとなるのです。

<第2回> コミュニケーション法
オリエンテーションで紹介した「ノン・バーバルコミュニケーション」(顔による伝達法)をもう少し極めてみましょう。
日本には、特に「顔と心を隠し、遠慮を美徳とする文化」という大きな特徴があり、これが表現力を弱め、日本人特有のあいまいな表現ともなっています。ここでは、特にこの「無表情を表情豊かに生かす」ジャパニーズ効果により、あなたの「表情力」を数倍にアップする方法を伝授しましょう。そのヒントは、身体全体を生かすこと、つまり身体の表情こそが顔の表情の決め手になります。それは、言葉以上に雄弁であり、ここにこそあなたのメッセージ性があるのです。

<第3回> 関係の確立と修復法
人間関係の基本は、相手との距離感です。この距離感を少しでも間違えると、その関係はこじれ、悩みの種となってしまいます。アクターのレッスンや演出の現場でも、各シーンによって「相手との関係を示す絶対的な距離」が示されます。そして、そこには、優位に立てる距離もあれば、不安定な距離もあります。これにバーバル・コミュニケーション(言葉による伝達法)を加えて、いかに相手との関係を有機的につくり出していくかを実際に体験します。
また、国際社会の中で日本人が最も下手と言われる「ディベート」(討論)のコツが、意外にも、相手との関係を修復することに役立つことも学びます。

<第4回> 自分を演じる =総集編=
「演じる」という意味が、ともすると「ごまかす。嘘を演じる。たくらむ」といった意味に誤解されがちです。しかし本来は、まず「ありのままの自分」を体現すること。次にそれをいかに表現するかという技術を学ぶことが「演技」の本質です。これをしっかり習得することによって、ちょっとした動きの中に「説得力のある」演技(これを「感染力」と言います)を身につけることができます。仕事上でよく出会う、ありがちなシーンをベースに「演じる」
楽しさを覚えることで、仕事の楽しさや可能性が大いにアップします。

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